
エレクトーンコンクールに挑戦していると、「どうしたら入賞できるの?」「上手な子は何が違うの?」と感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。
同じ曲を練習していても、本番で評価される演奏と、あと一歩届かない演奏には違いがあります。
もちろん、演奏技術や練習量も大切です。しかし、長年エレクトーン指導に携わってきた中で感じるのは、入賞する子には技術以外にも共通した特徴があるということです。
今回は、エレクトーンコンクールで入賞につながりやすい子の特徴について解説します。
エレクトーンコンクールで入賞する子に共通する5つの特徴
①自分の音をよく聞いている

エレクトーンは、ピアノとは違い、右手・左手・足鍵盤、それぞれが違う役割を持ちながら一つの音楽を作る楽器です。
そのため、ただ鍵盤を正しく弾くだけではなく、「今どの音を聴かせたいのか」を考える力が重要になります。
入賞する子は、自分の演奏を客観的に聴く習慣があります。
例えば、
・メロディーが伴奏に埋もれていないか
・音色のバランスは曲のイメージに合っているか
・リズムは安定しているか
など、自分で確認しながら練習しています。
「弾けたから終わり」ではなく、「もっと良い音にするにはどうしたらいいか」を考えられる子は、演奏の成長スピードが速いです。
②楽譜を深く読み込んでいる
コンクールで評価される演奏は、ただ音符を間違えずに弾いているだけではありません。
楽譜には、作曲者からのたくさんのヒントが隠されています。
・強弱記号
・スラーやスタッカート
・フレーズの流れ
・曲の構成
これらを理解して演奏することで、音楽に説得力が生まれます。
入賞する子は、「先生に言われたから弾く」のではなく、「なぜここは強くするのか」「なぜこの音色なのか」を考えながら曲と向き合っています。
③ 音色作りを大切にしている

エレクトーンの大きな魅力の一つが、豊かな音色表現です。
同じメロディーでも、音色によって印象は大きく変わります。
例えば、
・優しい場面では柔らかい音色
・迫力を出したい場面では力強い音色
・幻想的な場面では空間を感じる音色
など、曲の世界観に合わせた音作りが必要になります。
入賞する子は、ただ決められたレジストレーションを使うだけではなく、「この曲をどう聴かせたいか」という視点を持っています。
④ 本番を意識した練習ができている
コンクールでは、普段できていることが本番で出せるとは限りません。
緊張すると、
・レジストチェンジのタイミングがずれる
・足鍵盤が不安定になる
・途中で焦ってしまう
ということもあります。
そのため、入賞する子は普段から本番を想定した練習をしています。
例えば、
・最初から最後まで通して弾く
・人に聴いてもらう機会を作る
・失敗した時の立て直し方を考える
など、本番に強くなるための準備をしています。
⑤ 「もっと良くしたい」という気持ちがある
入賞する子に共通しているのは、音楽への向き合い方です。
先生から言われたことを練習するだけではなく、
「もっときれいな音にしたい」
「もっと感動する演奏にしたい」
という気持ちがあります。
小さな違いにこだわる姿勢が、最終的な演奏の差につながります。
エレクトーンコンクールで大切なのは技術だけではない
もちろん、速い曲を正確に弾く技術や、難しい足鍵盤を使いこなす力も必要です。
しかし、コンクールで心に残る演奏になるためには、
・音楽をどう表現したいか
・聴いている人に何を伝えたいか
という気持ちが大切です。
技術だけを磨くのではなく、「音楽を届ける力」を育てることが、入賞につながる大きなポイントになります。
保護者ができるサポート

コンクールに向けて練習しているお子さんを見ると、「もっと練習してほしい」と思うこともあるかもしれません。
しかし、長く成長する子は、音楽を嫌いにならずに続けられる環境があります。
保護者の方には、
・努力した過程を認める
・できるようになったことを伝える
・演奏の良い部分を見つける
というサポートがおすすめです。
子ども自身が「もっと上手になりたい」と思えることが、何より大きな成長につながります。
まとめ
エレクトーンコンクールで入賞する子には、
・自分の音をよく聴いている
・楽譜を深く理解している
・音色作りを大切にしている
・本番を想定した練習をしている
・音楽を追求する気持ちがある
という共通点があります。
コンクールで評価される演奏は、単に難しい曲を弾ける演奏ではありません。
一音一音にこだわり、自分らしい音楽を届けようとする姿勢が、聴く人の心に残る演奏につながります。


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